サウジアラビアは9月11日、ペルシャ湾と紅海をつなぐ「東西パイプライン」の稼働を停止したと発表しました。 複数のドローン攻撃を受けたための予防措置だと説明しています。同時期、イエメンの親イラン武装組織フーシ派は紅海沿岸の港湾都市モカを制圧したと報じられ、バーベルマンデブ海峡周辺の緊張が高まっています。

パイプライン停止の意味

東西パイプラインは、ホルムズ海峡が事実上制限されるなかで、サウジ原油を紅海側へ運ぶ代替路として重要性を増してきました。攻撃主体についてサウジ側はイラク領内からのドローンと説明し、イラク政府に再発防止を求めています。輸送量は世界供給の数%相当との見方もあり、停止が長引けばスポット価格や保険コストに影響しやすくなります。

フーシ派の動き

フーシ派はモカ制圧に続き、ペリム島など海峡周辺の拠点掌握も報じられています。アジアと欧州を結ぶ海上交通の南玄関に近づく動きで、紅海航路のリスクが一段と意識されています。WTI原油は一時1バレル=104ドル超まで上昇したとの報道もあります。

日本への含意

ホルムズと紅海の両方が不安定化すると、日本のエネルギー輸入と物価に直結します。軍事介入の是非とは別に、供給ルートの複線化と価格モニタリングが必要です。

まとめ

サウジ東西パイプライン停止とフーシ派の紅海接近が重なり、エネルギー供給不安が再燃しています。News.comは海峡情勢と原油をセットで続報します。