円を巡る投機ポジションが、約7カ月ぶりにネット買い越しへ転じました。 米商品先物取引委員会(CFTC)の週次データ(9月8日時点)によると、非商業部門の円先物はネットで1万0796枚のロング。前週のネットショート約9万2227枚から一気に反転し、2月24日以来の買い越しです。
数字が示すこと
投機筋が「円売り」から「円買い」へ姿勢を変えたことを示す材料です。ドル円は9月8日に一時152.89円まで下落し、2月17日以来の円高水準を付けました。7月の163円台後半からみると、円の価値は対ドルで大きく戻っています。
背景には、日本銀行の利上げペース加速観測と、円を調達通貨にするキャリー取引の巻き戻しがあります。売りの持ち高が解消される局面では、円買いが自己強化しやすい構造です。
次の焦点
買い越しに転じたとはいえ、残存ショートや機関投資家の円売りがどこまで続くかは未知数です。来週のFOMCと日銀会合で、円高が定着するか、材料出尽くしで戻すかが分かれ目になります。投資助言ではなく、ポジション統計の整理です。
まとめ
円の投機ポジションは約7カ月ぶりにネット買い越しへ。152円台の円高と日銀観測が重なった局面です。News.comは為替水準と政策日程をセットで続報します。
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