気象庁は、日本のほぼ全域で8月16日頃〜18日頃から「この時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温」となる可能性が高まっているとして、「高温に関する早期天候情報」を発表しました。
対象は北海道から九州まで広範囲です。お盆明けに気温が急上昇する見通しで、熱中症対策や農作物・家畜の管理に注意が必要です。
何が発表されたのか
早期天候情報は、その時期として10年に1度程度の著しい高温・低温などが起きやすくなっている場合に、原則として6日前までに注意を呼びかける情報です。今回は各地で「かなりの高温」が見込まれています。
地域ごとの開始のめやすは、おおむね次のとおりです(報道ベース)。
北海道 … 8月16日頃から(5日間平均気温の平年差+2.7℃以上が目安)
東北・北陸・東海・近畿・中国・四国・九州 … 8月17日頃から
関東甲信 … 8月18日頃から(平年差+2.1℃以上が目安)
直前は台風や冷涼な空気の影響で気温が抑えめの地域もありますが、その後は一転して暖かい空気に覆われやすくなり、かなり高い日が続く可能性がある、というのが気象庁の見通しです。
原因は何か
主な原因は、暖かい空気に広く覆われやすくなる気圧配置です。
いまは台風15号の接近・通過などに伴い、冷涼な空気が入りやすい局面もあります。ところがお盆明けにかけてその影響が弱まり、代わりに暖かい空気が日本列島を覆う見込みです。報道でも、高温の背景として太平洋高気圧側の影響で暖気が広がりやすいことが指摘されています。
つまり、「急に暑くなる」のは偶然ではなく、
(1)冷涼な空気の影響が弱まる
(2)暖かい空気(高気圧側の暖気)に覆われやすくなる
という流れが重なるためです。
加えて、この時期の「かなりの高温」は、5日間平均気温が平年より大きく上振れする水準を指します。単日の猛暑日だけでなく、数日続く暑さが問題になりやすい点も重要です。夜間も気温が下がりにくいと、熱中症リスクはさらに高まります。
熱中症と生活への影響
気象庁は、熱中症対策など健康管理に注意するよう呼びかけています。1週間以内に高温が予測される場合は「高温に関する気象情報」、翌日または当日に危険性が極めて高い場合は「熱中症警戒アラート」が発表される仕組みです。
屋外作業やスポーツ、通勤通学では、こまめな水分・塩分補給、休憩、涼しい場所への移動が基本です。高齢者や子ども、持病のある人は特に注意が必要です。室内でもエアコンを適切に使い、我慢しすぎないことが大切です。
農作物・電力にも波及しうる
高温は農作物や家畜の管理にも影響します。生育障害や品質低下、家畜の熱ストレスへの備えが求められます。電力面では冷房需要が増えやすく、ピーク時の需給にも注意が向きやすい局面です。
いまできる備え
熱中症警戒アラートと天気予報を毎日確認する
水筒・経口補水液・冷却グッズを用意する
暑い時間帯の外出・激しい運動を避ける
エアコンの試運転とフィルター清掃をしておく
高齢者・一人暮らしの家族への声かけを増やす
なお、本稿の開始日や平年差の数値は気象庁発表・報道時点のものです。予報は更新されるため、最新の早期天候情報と熱中症警戒アラートを確認してください。
まとめ
気象庁は、8月16〜18日頃からほぼ全国で「10年に1度」級の著しい高温となる可能性が高まっていると発表しました。原因は、冷涼な空気の後退と暖かい空気による覆いです。News.comは、気温見通しと熱中症・農業への影響を続報します。
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