16日の東京株式市場で、日経平均株価は午前の取引を前営業日比1124円73銭高の6万5550円68銭で終えました。 上げ幅は一時1200円を超えました。TOPIXは1.83%高の4072.71です。15日に「コアウィーブ・ショック」で急落した翌日の反発です。

きっかけは米国株です。15日のナスダックは4営業日ぶりに上昇し、信用不安が指摘されたコアウィーブも5.9%高でした。同社に出資するエヌビディアのジェンスン・フアンCEOが財務状況を楽観する発言をした、と伝えられています。東京では東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、イビデンなどAI・半導体関連に短期の買い戻しが入りました。韓国の株高も半導体株の心理を支えました。

反発が、過熱懸念の解消を意味するわけではありません。日本の証券会社の戦略担当は、AIインフラへの過剰投資への懸念は残っている、と指摘しています。メタ・プラットフォームズの四半期決算は21日の予定で、投資に見合う収益が出ているかの確認材料になります。それまでは積極的に買い増しにくい、という見方です。

15日の記事は午前3255円安でした。一日で半分も戻っていない計算になります。家計の持ち株や投信は、一日の上げ幅より、決算で設備投資の回収が見えるかを見る局面です。個別銘柄の売買を勧める内容ではありません。

まとめ

午前は1124円高です。AI投資への警戒は残ったままの買い戻しです。