国土交通省は3日、台風25号の記録的大雨で決壊した千葉県北部の印旛沼で、応急措置が完了したと明らかにしました。 堤防が決壊した2カ所のうち、国交省が担当した北側は幅約72メートル。土砂やブルーシートでふさぐ作業を3日午前に終えました。今後、鉄板を用いた仮の堤防を施工する予定です。南側は千葉県が9月29日に応急復旧を完了し、決壊原因の調査に入っています。

印旛沼では9月21〜22日の大雨で堤防が決壊し、周辺の田畑と住宅地が浸水しました。国交省、県、水資源機構は25日から「チーム印旛沼」として復旧に着手。ピーク時は24時間態勢で1日最大約500人が工事に当たった、と国交省は説明しています。関東地方整備局の荒井満管理官は「まだまだ堤防と同じ役割を果たせていない」として、一日も早く仮堤防を造ると述べました。

応急措置の完了は、水の流入を止めた段階であって、本復旧ではありません。台風27号が小笠原近海へ進む予測もあり、湿った空気や前線の影響で関東沿岸が荒れる可能性が残ります。水位が再び上がれば、仮締めの弱点が試されます。周辺住民は、浸水想定と避難経路の再確認が現実的です。

1日時点では、南側の角川集水路の応急が終わり、残りを国交省が4日目標で進めていました。前倒しで3日午前に北側も完了した形です。測量で最大約100メートルとされていた決壊幅は、約72.6メートルと確認されていました。長門川の決壊応急も9月30日に完了しています。

冠水が残る農地では、排水と衛生、営農再開の見通しが次の課題です。仮堤防の高さや遮水シートの施工が進むまで、「終わった」とは言えません。自治体の避難所情報と、国交省・県の水位発表を優先してください。

News.comは仮堤防の着工と、次の大雨時の漏水・越水の有無を続報します。被災地では、復旧工事の車両通行と生活道路の両立も論点です。

まとめ

印旛沼の応急措置は南北とも完了し、本復旧と仮堤防の段階に入りました。次の雨が本番です。